昨年に続いての、東京文化会館での「クァルテット・セレシア」との共演リサイタル。演目はオールショパン。
前半は、ノクターン第1番・第2番・第13番・第8番。ピアノソナタ第3番。透明感と奥行き感のある演奏が、梯剛之さんの魅力が一層広がる素晴らしいものでした。
後半は、「クァルテット・セレシア」との「ピアノ協奏曲第2番」。
女性らしさが感じられるやさしい旋律で、一味違った演奏でした。
昨年の、同じく演奏された「ピアノ協奏曲第1番」と合わせてのCDの製作が進められているようです。
楽しみです。
もう一つは、安曇野で開催された演奏会。これも、オールショパン。
地方で発足された「梯剛之安曇野応援団」主催によるもの。地方にこのような応援団が出来ることは、とても嬉しいことです。東京からのファンクラブのツアーが交通渋滞に会い、前半の演奏を聴くことが出来ませんでしたが、素晴らしいフォーローでアンコールに前半演奏されたノクターン3曲を再び演奏され、心行くまでショパンを聴けたような気がします。
最後に梯剛之さんの伴奏で地元安曇野辺りの早春の情景をうたった「早春賦」が会場全員で歌われ、温かなコンサートとなりました。